考察:終盤のヒント「灯火」が示す真実
この「灯火」の一節は、単なるパズル解きのガイドではありません。ストーリーの根幹とプレイヤーの歩みを重ね合わせ、ラストバトルへと導くための「予言」として構成しました。
【灯火の一節:制作秘話】
このヒントを作成する際、もっとも苦心したのは「難易度の塩梅」です。ラストバトル直前ということもあり、簡単に解けては達成感がありませんし、かと言って難解すぎて攻略サイト頼りになっては物語への没入感が削がれてしまいます。
「作れるのかどうか」というレベルからスタートした制作ですが、動画配信などでプレイヤーの皆様が悩み、そして「パッと閃く」瞬間を拝見するたびに、この絶妙なバランスで形にできて良かったと安堵しています。
【各句に込められた意味】
一、天の色が黒に満ちたとき
深夜0時以降という、異界が混じり合う時間を指しています。
二、霊なるもの現れ、4方へ広がる
0時を境に、作業員や教師、地縛霊たちが校内へ散らばり動き出す様です。
三、それらは何を求め彷徨う
目的を失い、廊下や教室を漂う霊たちの悲哀を表現しました。
四、2つの光が交差するとき 各教室の「六芒星」と「御札ポイント」。この2箇所が鍵となります。
五、更に大きなものとなる
2つのポイントに御札を貼ることで、霊を鎮めるための強固な結界が成ります。
六、黒き鳥が5つの山へ
ゲーム冒頭、山へと飛び去っていくカラスたちの暗示です。
七、廓寥(かくりょう)とした深夜の気配
「廓寥」とは、虚しく物寂しいこと。深夜の静寂と孤独を強調しました。
八、3つ夜をわたり
事件が起き、主人公・藤堂に連絡が入るまでの「三日間」の猶予を意味します。
九、解き放つ者現れる
すべてを終わらせるために現れた「藤堂」その人を指します。
十、炎は6つの力を持ち
……ここはあえてノーコメントとさせていただきます。ぜひその身で確かめてください。
十一、すべてを鎮め始める
藤堂の手によって、長きにわたる怨念が浄化されていく結末への序曲です。
十二、北からやがて1つも念の無き時
すべての念が晴れる瞬間、あるいは「最後の一枚の御札」の行方を示しています。
【結びの真意】
「この世は数に導かれ、時に彷徨う。だが、やがて真実を示すであろう」
この一文は、本作のテーマそのものです。 プレイヤーが迷い、彷徨った時間さえも「数(手順)」の一部であり、その理に従って進んだ先にこそ、真実のエンディングが待っている。
文章とストーリーを緻密に絡ませたこの「灯火」が、皆様の心に少しでも深く残れば幸いです。

