Nintendo Switch版移植完了

Nintendo Switch版『怨枉』移植を終えて

ついに、Nintendo Switchへの移植が完了しました。

正直なところ、PC版からの変換当初は、起動すらできないほど絶望的な状態でした。幽霊が出る時間までなんとか動くようになっても、そこから全く進行不能になる。契約はしたものの「本当にソフトとして完成するのか……」と、先が見えない日々が続きました。

そこからは、ひたすらプログラムを削ぎ落とす作業の繰り返しでした。エラーが出なくなるまで改善を続けるうちに、気づけば半年が過ぎていました。移植に関する情報は驚くほど少なく、手探りでの作業は想像以上に過酷なものでした。結果として改良と変更を重ねたため、PC版とは仕様が異なる部分も生まれています。

「もっとスムーズに移植できれば」としみじみ思うこともありましたが、今では非常に良い経験になったと感じています。

ただ、本作『怨枉』については、少し難易度を高く作りすぎてしまったと反省しています。「やりごたえ」というよりも、プレイヤーの方を疲れさせてしまうバランスになってしまったかもしれません。技術的に未熟な二人での制作ということもあり、トータルバランスの調整不足を痛感しています。

今回は「自分たちにゲームが作れるのか」という挑戦からスタートした初制作ということもあり、至らぬ点も多く、プレイヤーの皆様にはご不便をおかけしていることと思います。

本来、個人制作でSwitch版をリリースするのは非常にハードルが高いことですが、今回お声がけいただいた株式会社レジスタ様には心より感謝しております。

デバッグ段階では、開発機でのテスト、レジスタ様によるチェック、そして任天堂様の最終審査を通じてもエラーは一切発生していませんでした。しかし、実際のプレイ環境において、特にTV出力中など、負荷がかかる状況で動作が不安定になるケースが報告されています。私たちの技術不足ゆえ、ソフトがまだ重いのかもしれません。

今回の経験を糧に、より良いゲーム体験をお届けできるよう精進してまいります。まずは、この過酷な移植を乗り越えた『怨枉』を手に取っていただければ幸いです。